※レース車両用です。
※キーシリンダー取り付け不可
※ハンドル切れ角は必要最低限しか確保していません。
※ベアリングレースの交換作業が必要です。
MC21、28用ステムキットについて。
↑これがOFF40
↑これがOFF35
見た目じゃ殆ど分からないので、目印をつけておきました。
赤矢印の部分に、
・点が付いていたら、OFF35(写真上)
・点がないのが、OFF40(写真下)
トップブリッジは、サンドブラスト後にアルマイト。
裏側は彫り込んで軽量化。ステムシャフトもアルミで中空です。
フロントスタンド用の穴はΦ24.5。純正とほぼ同じです。
ベアリングはニードルテーパーベアリングに交換しますので、
付属のレースに打ち替えます。部品代だけでも結構高いっす、、、
シャフトはアルマイトしていません。理由は、アルマイト同士の部品だと、なぜか圧入が綺麗にできなくなるからです。
ハンドルの切れ角はこんな感じ。
このくらいの切れ角が、操作に支障が出なくて干渉も防げるかなと。
【OFF40と、OFF35の違い】
ステムシャフトと、フロントフォークの距離が、35ミリか、40ミリか、というだけの違いです。
純正は35ミリです。
どちらもメリット・デメリットは有るので、自分に合った方を使いましょう。
例えば、セッティングを全く変えずにOFF40を使ってみると、OFF35に比べて、
・コーナー進入時に舵角が付く感じがする(メリット)
・ブレーキをリリースした時に、OFF35の時に通れたラインより外側に向いてしまう(デメリット)
・ブレーキの底付き付近で高く、遠く感じる(接地感が分からない)
・OFF35よりも、曲がり始める位置が少し奥になる(クリップポイントが変わる)
こんなイメージ。
ここから突き出しを5ミリしてみると、
・高く感じたものは消えるが、遠く感じるのは一緒(対策は、ハンドルバーを手前に持ってくる)
・筑波のダンロップ~アジア立ち上がりまではラインが決めやすく乗りやすい(進入時に舵角が付く感じが良い)
・1コーナー、1ヘア、2ヘアの進入でリアが浮いてしまう(更に突き出すか、バネを柔らかくしたい)
・ストレートでは車体が低く感じるので、S字で体を使って曲げないと良いラインにならない。
など。
他には、OFF35も、OFF40も、
・純正と比べて剛性が髙く感じる。
・ステダンが無いと、ステム自体の軽量化の変化が分かる(切り返しの時)
というのも有るかも。
体を内側に入れる乗り方が出来る人なら、ブレーキリリース時の外側に向いてしまう症状は改善出来るかもしれないし、出来ないかもしれない。
進入時に舵角が付く感じが、切れ込んで危ないっていう場合はOFF40が合わないかもしれない。
こういう問題は、全員に同じ解決方法がある訳じゃないと思うので、難しいよね。
だから参考で。
ちなみに、ライズオンの井場さんに付けてもらい、そのインプレが上記の物です。
自分では違いが説明できないので、とっても助かります。。
この商品はセッティングパーツだから、そこをよく理解してほしい。
サーキットで楽しく、あわよくば速く走りたいという方に向けて作ってる部品なので、
キーシリンダーなんて当たり前の様に付かないし、そもそも万人受けする商品を作ろうとする姿勢は
確実に手を抜く原因だと思ってるので、(それが良い場合も有る)
ユーザーに合わせられるとこは合わせて、合わせられない場合は合わせない。
【取り付け写真】