最初の事故は碓氷峠の下り。
ケツ流しながら反対車線にはみ出してトラックに突っ込んだ。
中古２本で5000円くらいのクソタイヤだった。
危険を予知する能力に欠けていた。
次は、草レース中に間瀬のＺコーナーでクラッシュ。
攻める気持ちは100で、抑えの気持ちは0
負けるくらいなら死んだ方がマシだと思ってた（笑）
危険を予知する脳は存在していなかった。
次の事故も間瀬サーキットで最終コーナー。
アウトに膨らんでコースアウトは間違いなかったが
アクセル抜くくらいなら死んだ方がマシだと思ってたので
ダートに出ても全開してたらそのまま壁に激突。
男の美学を追及したおかげでFC3Sは廃車に。
FC3Sを失って初めて後悔する事になった。
もっと危険を察知する能力を上げないとイカンと思った。
その危険の向こうには更に不幸がある事も学んだ。
100で走っちゃダメ！
99とか98で走ろうと決めた。
20年くらい無事故でサーキットを楽しんでいたが
時が経つと忘れてる訳じゃないのだけど
判断に甘さが出るようになってくる。
あの頃の未熟な俺じゃない！
今まで大丈夫だったから今回も大丈夫！
2年前のSUGOでの草レース中に
抜きにかかった車が急減速・・・
そのままテールに突っ込むか？避けるか？
瞬時に判断したのは後者で、そのまま壁に激突。
99で走ってたつもりだが甘かった。
バイクに乗り始めても、心掛けは同じ。
99で走らずに90くらいまで落として楽しんだ。
90まで落として走ると安全だ。
たまに95くらいに上がってしまうが冷静に90まで下げた。
今までの経験が生きてると自分を褒め称えた（笑）
だが実に愚かな男である。
少しづつスライドするマシンをコントロールしていくと
まるでMOTO GPライダーの気持ちになってしまい
中級者の癖に98くらいまで上がってしまい
ハイサイドで飛んでしまった。。。
同じ轍を踏まないと十分に言い聞かせて再びバイクに跨る。
ココで大きな間違いを犯す。。。
90なら安全だから、80ならもっと安全だと思い込むのだ。
80で走ってると確かに転ぶ気がしない。
本当に安全なんだ！これなら絶対に転ばないわ！
そこに油断が生じる。。。
いつものように3速から2速にシフトダウンしたつもりだが
クラッチ操作とペダル操作に、油断から甘さが出てしまい
2速に落とせず3速のまま進入してしまった。
80で走ったばかりに、操作が疎かになってしまったのだ。
結果減速できずに転倒・・・
100でもダメ。80でもダメ。
いつでも90前後で走る事を心掛けよう。
【経験から学ぶのは愚か者で、歴史から学ぶ者が賢者である。】
