今までの俺の思想を否定して批判する思想である。
って言うか、自分を肯定して突き進む思想だ。
それが七瀬原理主義である。
先日ボールペンが無くなったので買ってきたが
七瀬の好みじゃなかったらしく
ゴミ箱に捨ててあったわ。
七瀬に理由を聞くと
『センスが無いから』との回答。
ならば仕方がない。
俺はゴミ箱からボールペンを拾い集めた。
んで、各作業台に備付のボールペンも回収。
ウチの会社ではボールペンの消費量が高いので
インク切れの芯を入れ替えた。
長さも違うので1本づつ切り揃えたぞ。
センスがあるボールペンがどんなモノなのか?
そー考えても七瀬原理主義は理解できない。
俺が買ってきたものは全てがセンスが無いのだ。
どんなに便利でも、どんなに使いやすくても
俺の全てを否定するところから始まるのだ。
だからと言って、俺はキレたりしない。
七瀬の命令を忠実に守る。
それが隠居生活だ。
従業員に反論されてたら、社長は迷惑だからな。
社長に迷惑をかけないように働くのが俺の務めだ。
今日は祝日だが俺は働いた。
理由は、七瀬がSUGOに行ってて不在だから。
七瀬が居ないときは好きに作業が出来るが
七瀬が居る時は、目障りになるだろうから、なるべく働かない。
俺は常に気にしながら生活してるのだ。
もちろん会話など無い。
だからスーパーナウのHPが唯一の情報源だ。
俺は会話する必要があると思ってるが
七瀬は会話なんかする必要が無いと考えてるだろう。
全ては七瀬原理主義に基づいているのだ。
50代には50代なりの判断力があり
経験値や性格で対応するんだけど
その経験値が多い人と少ない人では答えが違う。
性格もイケイケな性格と温厚な性格では対応も変わる。
同じように20代には20台の判断力がある。
だから正解は無いのだ。
50代が正解だと思い込んでるだけで
20代からしたら、それは不正解なんだよ。
歳が上だから合ってるとか関係ない。
ウチみたいな会社は社長が全ての決定権を持つ
トップダウンスタイルでいいのだ。
俺は今後も死ぬまで七瀬に服従する。